他の子と比べるとうちの子は成長が遅いんじゃ。。。
子供の将来のために才能を見つけたい!
うちの子どもに何かの才能ってあるのかなー?
といった考えをおもちではないでしょうか。
私も、実際に子供の才能を伸ばすためにはどうしたらいいのかと頭を悩ましています。
この記事では、子供の才能を見つけたいや伸ばすにはどうしたらいいのかについて役立つ書籍の紹介をします。
今回紹介する書籍はこちら、
『モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方』伊藤美佳
本書を読むことで以下の内容を理解することができます。
それでは、本書の内容を紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでいただき子育ての参考にしてみてください。
才能はどんな子供にもある
子供というより私たちはみんな才能をもって生まれてくるそうです。
本書では、子どもの才能について次のように説明しています。
「子どもは自らを成長させ、発達させる力を持って生まれてくる。したがって大人である親や教師は、子どもの成長要求をくみ取り、自由を保証すると同時に、子どもたちの自発的は活動を援助する存在に徹しなければならない」(中略)
人間は発達の段階に応じて、必要な能力を順々に身につけていくようにプログラミングされて生まれてくるのです。(中略)
子どもの成長過程では、「この時期、この能力が発達する」という旬の時期があります。モンテッソーリ教育では、この時期のことを「敏感期」と呼んでいます。
年齢的には6歳までが敏感期とされ、特に将来の人格や人生の土台となるような発達の敏感期は、3歳までに最も強くあらわれるといわれています。
子供の才能は先天的じゃなく後天的なものだとわかります。
そして、子供の才能を引き出すことができるかどうかは親がいかに子供にとって最適な環境を整えることができるかがポイントです。
子供の才能を引きだすために必要な4つのこと
子どもの才能を引き出すためには親が子どもの環境を整える必要があります。
具体的には以下の4つの取組みが必要です。
- 好きなことに夢中になれる環境を整える
- 能力を身につける時期を見極める
- いろいろな体験をさせる
- イタズラを叱らない
それでは1つずつ見ていきましょう。
1.好きなことに夢中になれる環境を整える
子どもの才能を引き出すためには、子どもが好きなことに夢中になれる環境を整えることが大切です。
本書では、好きなことに夢中になれる環境を整えるために次にように説明しています。
まず大切なことは、「やりたい!」と思えるおもちゃで子どもが遊べるような環境をつくることです。子どもは本能的に遊びを通じて、自分の能力を引き出したいと思っています。(中略)
ポイントは、同じ場所にいつも同じおもちゃを置くこと。そうすることで、子どもが「やりたい!」と思えるおもちゃを選択することができます。
ある程度は子どものおもちゃの置き場所を決めていますが、小さい人形なんかは数が多くてまとめてしまっているため、たまに子どもが探すのに苦労していることがあります。
子どもがすぐに自分のお気に入りのおもちゃを取り出せるように工夫する必要があると感じました。
2.能力を身につける時期を見極める
子どもの才能を伸ばしたいなら子どもが好きなことに集中させてあげる必要があります。
本書では、子どもには能力を身につける時期があると次のように説明しています。
その能力を身につけるかどうかを決めるのは、子ども自身です。能力を身につける時期が来れば、自分から手を伸ばし、集中して取り組みます。子どもの可能性を広げるという意味では、親がいろいろとやらせてみることは必要ですが、子どもが興味を持たないことは、「いまはその時期ではない」と判断して、別のことをやらせたほうがいいでしょう。
子どもの将来を考えていろいろさせたくなりますが、それって結局親の都合だということを気づかされます。
子どものことを本当に考えるなら、子どもが今一番何がやりたいのか日頃から観察する必要があります。
3.いろいろな体験をさせる
子どもの行動はできるかぎり子どものしたいように見守ることが大切です。
本書では、子どもにいろいろな体験をさせることについて次のように説明しています。
外に散歩に行って風や花の匂いを感じさせる。料理のときに野菜やフルーツの香りをかがせてもいいでしょう。(中略)
外を散歩しているときに、子どもはさまざまなものに興味を示し、触ろうとします。親の立場からすると、「汚れるから触ってほしくない」「時間がないから早く帰りたい」という気持ちになるかもしれません。場合によっては、「触っちゃダメ!」と叱りつける親もいるでしょう。しかし、それは親の都合でしかありません。(中略)
このように感覚の敏感期に、五感を通じてさまざまな経験をした子は、感受性が豊かで、表現力のある大人へと成長していきます。
子どもは目を離すとすぐに危なかしい行動をとるので、行動を制限したくなります。
危険な行動はしないように注意する必要がありますが、泥だらけになって遊んだりすることを制限するときは、洗濯が大変だとか汚れた服だと家が汚れてしまうなど親の都合を考えてしまっています。
なかなか子どもの行動の全てをみまもることは難しいですが、子どものしたいようにできるだけ見守る姿勢をとりたいと感じました。
4.イタズラを叱らない
子どもの才能を伸ばしたいならイタズラだからと何でも叱ってはいけません。
本書では、子どものイタズラについて次のように説明しています。
「子どもには敏感期があり、今伸ばしたい能力がある」ということを知っておくと、子どものイタズラに対しても見方が変わってきます。(中略)
子どものイタズラは成長のサインです。
たとえば、ティッシュペーパーを箱から何枚も出してしまう子どもがいます。大人から見れば、困ったイタズラにすぎないので、「やめなさい!」といって止めてしまいます。
子どもからすれば、イタズラをして親を困らせようと思ってそんな行動をとっているわけではありません。
ティッシュを引き出すという行為を通じて、本能的に「引っ張り出す」という能力を伸ばしたいと思っているだけ。子どもの発達のために必要なことなのです。
子どもの行動はなかなか親に理解できず、「何でこんな行動をするの!?」と困惑することがあります。
でも、本書に書いてあるように自分の本能にとても正直なだけと考えると子どもの行動の見方も変わってきます。
その姿はイタズラをしているではなく、自分の才能を伸ばすために頑張っているのだと。
子供の才能を伸ばすために必要なつの5つのこと
子どもの才能を伸ばすためには5つの取組みが必要になります。
具体的には、以下の5つの取組みになります。
- やりたいようにさせる
- 何度もさせる
- 集中できる環境を整える
- 達成感を大事にする
- 満足したか確認する
それでは、1つずつ見ていきましょう。
1.やりたいようにさせる
子どもの才能を伸ばすためには、まず子どものやりたいようにさせる必要があります。
本書では、子どものやりたいようにさせることについて次のように説明しています。
まず大切なことは、「やりたい!」と思えるおもちゃで子どもが遊べるような環境をつくることです。
子どもは本能的に遊びを通じて、自分の能力を引き出したいと思っています。(中略)
そのためにも、すぐにおもちゃを取り出して遊べるようにしてあげましょう。
ポイントは、同じ場所にいつも同じおもちゃを置くこと。そうすることで、子どもが「やりたい!」と思えるおもちゃを選択することができます。(中略)
この時期の子どもは、同じものが同じ場所に常に置かれていることで安心します。いつも違う場所に置いてあったり、おもちゃの配置がころころ変わったりすると、不安な気持ちになり、好きなおもちゃを自分で選ぶことができません。
私も子どものおもちゃや絵本の置き場所は決めているのですが、そこまで奇麗には整理できていません。
子どもが選びやすいように整理することが今の課題です。
2.何度もさせる
子どもの才能を伸ばすためには、子どもが興味のあることを何度もさせる必要があります。
本書では、子どもに何度もさせる取組みについて次のように説明しています。
箱やカゴにまとめて入れてしまうと、目当てのおもちゃを探し出すのに時間がかかります。大人でもデスク上の書類の山から目当ての書類を見つけ出すのは、ストレスですよね。
また、「しつけが肝心だからと」とすぐに親はおもちゃを片づけたくなりますが、赤ちゃんの頃はいつでも遊べる状態にしておくことも大切なことです。
「遊んだらきちんと片づける」ことを教えるのは、意思疎通ができるようになった時期からでも遅くありません。
子どもが見ただけですぐに取り出せるようになるには、おもちゃの置き場所や置き方も大切ですが、油断していると増えてしまうおもちゃを減らす努力も必要と感じました。
3.集中できる環境を整える
子どもの才能を伸ばすためには、集中できる環境を整えることが大切です。
本書では、子どもの環境を整えることについて次のように説明しています。
子どもがフロー状態に入れるように、親がすべきなのは、むやみに話しかけないことです。(中略)
フロー状態のときに親から話しかけられると、子どもはプツリと集中力が途切れ、遊ぶのをやめてしまいます。つまり、子どもがやり切る前、満足する前にフロー状態を解かれて、他のものに関心が移ってしまうのです。これでは、子どもは十分に能力を伸ばすことはできません。(中略)
子どもが黙っているときは、自分の想像の世界を楽しんでいるのかもしれません。その証拠に、「キリンさんとサルさんがお友だちになってね~」などと、あとから子どもが自分の想像したストーリーを話してくれることもあります。子どもなりに自分の頭でいろいろ考えているものです。
私は、つい子どもが集中して遊んでいると話しかけて、「邪魔しないで!」と子どもに怒られてしまうことがあります。
子どもは子どもなりに自分の才能を伸ばすために一生懸命なのかもしれません。
4.達成感を大事にする
子どもの才能を伸ばすためには、子どもの達成感が大切です。
本書では、子どもの達成感について次のように説明しています。
子どもは全部やりきって満足すると、至福の表情を見せます。そして、笑顔で、「ねえ、見てよ!」というメッセージを送ってきます。(中略)
子どもは親から止められなくても、自分で終わりを決められるのです。(中略)
小さな赤ちゃんであっても、自分で決めるという経験はとても大切です。やりきったという達成感や満足感はもちろん、意思を尊重してもらったという信頼感も芽生えます。
つい、親の都合で子どもが集中していることをやめさせてしまうことがあります。
子どもの才能を伸ばすことと親の都合を比べたとき子どもの才能を伸ばすことを優先させてあげられるように、まずは自分の気持ちに余裕をもたせようと感じました。
5.満足したか確認する
子どもの才能を伸ばすためには、子どもが集中して取り組んでいることに満足したかを確認することが重要です。
本書では、子どもの満足に対して次のように説明しています。
子どもは「自分でできた!」という達成感を味わうことによってはじめて満足し「次、何をしよう!」と別の遊びやおもちゃに興味が向かいます。
そして、「集中→満足」というサイクルを何度も繰り返すことによって、子どもの才能は引き出されていくのです。
小さいうちにフローのステップを何度も繰り返した子どもは、成長してからもすぐにフロー状態に入りやすくなります。
子どもと接していると、「また同じことをやってる!」といったことを感じることがあります。
でも、子どもにとっては大事でむしろ「できた!」といった満足感のためにもっとさせてあげる方がいいんだと感じました。
子供の才能を引き出すための8つの取組み
子どもの才能を伸ばすにも子どもの才能が何なのかわからないという方も多いと思います。
本書では、子どもの才能の引き出し方について以下の8つの取組みがあると説明しています。
- すべてを受け入れる
- 「楽しい」を共有する
- 好きなだけさせる
- 選ばせる
- 見守る
- 自然と触れ合う
- 解決させる
- 否定しない
それでは、1つずつ見ていきましょう。
1.すべてを受け入れる
子どもの才能を引き出すためには、子どもの行動のすべてを受け入れる心持ちが必要です。
本書では、子どもの行動のすべてを受け入れることについて次のように説明しています。
子どもの可能性を広げるために、大人の常識を押しつけてはいけません。まずは受け入れるという姿勢が大切です。(中略)
どんな分野でもイノベーションを起こしたり、ブレイクスルーにつながるようなアイデアを出す人は、これまでの常識にとらわれない人です。
子どものうちから、自由な発想を封じてしまうと、大人になったときに画期的なアイデアを出すことはむずかしくなります。(中略)
「しないとダメでしょ」と大人の常識や価値観を子どもに押しつけ続けられば、子どもは、親や先生が望む絵を描くようになるかもしれません。
そのほうが大人にとってはラクで安心できますが、同時に子どもの才能をつぶすことになる、ということを認識しなければなりません。
子どもと接していると、子どもの行動に対して「ダメでしょ!」といった言葉をすぐ使ってしまいます。
例えば、物を投げたり壁に落書きしたり。
でも、まずは子どもの行動を否定しないように、注意しなければならない時にいったん子どもの行動を受け入れられるようになる必要があると感じました。
2.「楽しい」を共有する
子どもの才能を引き出すためには、子どもと「楽しい」を共有することが大切です。
本書では、子どもと「楽しい」を共有するために次のようなことが重要と説明しています。
教育熱心であることはよいことですが、真面目すぎるがゆえに義務感にかられているお母さんも少なくないように感じます。
「今日やろうと思っていた教材がまだできていない」「早く終わらせないと!」「遊ばなくては!」などと追い立てられるように、子どもと教材や遊びに取り組んでしまう。(中略)
お母さんがイライラしていると、それは子どもに伝わります。「お母さんに怒られるから」と、気を使って教材に取り組む子どももいます。
親が思っている以上に、子どもは親の心の動きに敏感です。(中略)
親が遊び心をもって子どもと接すれば、そのウキウキした気分は子どもに必ず伝わります。
何でも楽しむという遊び心を養うのは、親にも子にも意味のあることなのです。
子育ては、意識していないと子どものためと思ってやっていることが親の都合に子どもを強制させてしまっていると気づかされます。
なかなかいきなり子どものために全て行動することは難しいですが、気もちは子どものために考えたいものです。
3.好きなだけさせる
子どもの才能を引き出すためには、子どもに好きなだけさせることが重要です。
本書では、子どもに好きなだけさせることについて次のように説明しています。
子どもには遊びでもなんでも「満足するまでやらせること」が大切です。(中略)
ただ、時間に余裕がない場合は、「枠組み」をつくることが有効です。
具体的には、帰宅する時間を決めておき、その時間が来たら帰ることを子どもにあらかじめ伝えておきます。
子どもと公園へ行ったり、おもちゃ屋へ行ったときの帰るタイミングで悩んだ方は多いのではないでしょうか。
何時になったら帰ろうと伝えていますが、最初の頃はなかなか帰ってくれませんでした。
でも、4歳頃になると親の言うことも理解してくれるようにちょっとはなってくれたかなと思います。
4.選ばせる
子どもの才能を引き出すためには、子どもに選ばせることが重要です。
本書では、子どもに選ばせることについて次のように説明しています。
どんな小さな赤ちゃんでも、自分で選択する力を備えています。(中略)
子どもが小さい頃は、親は遊んでほしいおもちゃを手にとり、「これが楽しいよ」といって子どもに与えがちです。しかし、それは子どもが遊びたいおもちゃであるとはかぎりません。(中略)
おもちゃを選ばせるときは、いつくかの選択肢を用意してあげるといいでしょう。その瞬間、遊びたいと思うおもちゃに手を伸ばすはずです。(中略)
大事なのは、親が人生を楽しんでいることを子どもに見せることです。夫婦のどちらかが相手に無理強いしたり、支配したりといった関係性を見せれば、子どもの脳には、どちらかがコントロールするのが当然だと刷り込まれてしまいます。
すると、子どもは
友人との人間関係でも何かを強要したり、されたりすることが当然だと考えるようになります。(中略)
さまざまな価値観や生き方があることを教えるのも親の役割ではないでしょうか。
子どもには、これが良いと知らず知らずのうちに親が勝手に決めてしまっていることが多いかもしれません。
子どもの目線になることが大切だと改めて感じました。
5.見守る
子どもの成長を引き出すためには、子どもの行動を見守ることが重要です。
本書では、子どもを見守ることについて次のように説明しています。
自分で気づくことができた子は、どんなときでも、その場にふさわしい行動がとれるように成長していきます。(中略)
たとえば、幼稚園の教室内では先生のいうとおり静かにできても、1歩教室を出たら騒いでしまう。。。。ということが起きます。
自分で気づいて行動したことではないから、応用がきかないのです。
親が子どもを待ってあげられると、待てる子どもに育ちます。(中略)
緊急の場面でなければ、できるかぎり子どものすることを待ってあげましょう。
子どもには成長のペースがあることを理解し、その成長を寛大な心で待つことができれば、子育てがきっとラクになるはずです。
子どもの行動を待つということは、言葉にすれば簡単ですがとても難しいことです。
待てるかどうかは、大人の時間間隔ではなく子どもの時間間隔にどこまで合わせられるかが大切だと感じました。
6.自然と触れ合う
子どもの才能を引き出すためには、子どもに自然と触れ合う機会をあたえることが重要です。
本書では、子どもに自然と触れ合う機会をあたえることについて次のように説明しています。
動物を飼うことは情操教育に役立つといわれますが、同じように自然が好きな子は、人の気持ちに気づきやすい傾向があります。(中略)
最近では、「砂遊びや泥遊びは不衛生だから」「虫にさされてはいけないから」「けがをしてはいけないから」という理由で、自然に触れさせることを制限する親が増えているように感じます。
もちろん、危険なことは避けるべきですが、自然に触れることを過剰に制限していないでしょうか。
子どもは外で遊ぶことが好きですよね。
そして、汚れることも大好きで後の選択などのことを考えるとつい止めてしまいます。
子どもの成長のためにつながるなら親はいろいろと考えさせられます。
7.解決させる
子どもの才能を引き出すためには、子ども自身に解決させることが重要です。
なぜなら、大人になってからトラブルに直面したとき対応できない人間になってしまうからです。
本書では、子どもにトラブルなどを解決させることについて次のように説明しています。
モンテッソーリ教育では「見守る」ことが基本的なスタンスです。
子どもが自分で解決できることは、自分で解決するまで見守ります。(中略)
小さな子どもでも自分で考え、問題を解決する能力をもっています。(中略)
問題やトラブルが発生すると、大人は子どもに干渉して、自分で考え、解決する機会を奪ってしまいがちです。
しかし、ケンカやトラブルなどの機会を通じて、子どもは葛藤したり、悔しい思いをしたり、相手のことを考えたりといった経験を重ねていきます。(中略)
大人になって問題やトラブルに直面したとき、とう対処すればよいかわからず、攻撃的な態度をとったり、まわりの人を傷つけたりしてしまうのです。
私は、どちらかというと子どもにトラブルに巻き込まれてほしくないと考えています。
でも、将来子どもが社会に出たことを考えると自分で問題を解決する力は必要不可欠です。
だから、ここは子どもを信じてやはり「見守る」姿勢が大切だと感じました。
8.否定しない
子どもの才能を引き出すためには、子どもの行動を否定しないことが重要です。
なぜなら、子どもの行動を否定してしまうと子どもは親の言うとおりにしか行動できなくなってしまう可能性があるからです。
本書では、子どもの行動を否定しないことについて次のように説明しています。
子どもは失敗することで学び、成長していきます。
正しいやり方で選ぶよりも、失敗して自分で考えることのほうが大事なのです。(中略)
「間違ったまま覚えてしまっては困る」「恥ずかしい思いをさせたくない」と大人は考えがちですが、「何かおかしい」と自分で気づくことができた子どもは、自分でやり直したり、まわりの大人にやり方を質問したりしてくるものです。
そして、そのプロセスから成功するために必要なことを学び、自信をつけていくのです。(中略)
実際、「何か変だな」「まわりの子がつくったものと違う」と気づいたとき、または気まずさや恥ずかしさを感じたとき、大人にどうしたらいいか尋ねてきます。
こうした子は、自分の頭で考えて、自主的に行動できるようになります。
一方、すぐに間違いを指摘され、修正された子は、問題解決能力が不足し、指示待ちの態度をとることが多くなります。
子どもの行動を親はつい否定しまいがちです。
私も、「しまじろうのクイズ」を娘がといているときに間違った答えを選択するとつい「違うよ!」と言ってしまうときがあります。
間違っていてもいいはずで、失敗から学んでいくことが大人になるうえで大切だとわかっているのに子どもにはそれができないことが多いです。
まずは、子どもの行動をいったん受け入れて見守る姿勢をとっていきたいと感じました。
子供の才能の見つけ方がわかる!『モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方』まとめ
誰もが、自分の子どもに才能を開花してほしいと願っていると思います。
でも、大事なのは子ども自身が自分の好きなことを見つけて熱中できる人生を歩むことが子どもにとって幸せだと考えます。
それは、私自身が自分のしたいことに熱中して生きていきたいと考えているからです。
もちろん、子どもに強要するつもりはありません。
子どものしたいと思うことを見守り、したいことを見つけられるように環境を整えていくつもりです。
ぜひ、皆さんもご自身の子育てについて考えるきっかけとして、『モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方』の本を参考にしてみてください。
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