
子供を叱っても全然言うことを聞いてくれない。
感情的につい怒ってしまった。私って親としてダメなんじゃないかな。。。?

私の叱り方が間違っているんじゃ。。。?
このように子供の叱り方で悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
2020年3月に、フジ医療器が全国の子どもをもつ20歳以上の女性1,463名からお母さんの疲労事情についてアンケート調査を実施しました。(リサリサ:https://www.lisalisa50.com/research20200429_7.html)
アンケート内容の1つに、精神的疲労の原因として「人間関係」が35.7%、「育児」が22.2%と答えている方がいます。
人間関係と回答した方に対して、「誰との人間関係に疲れていますか?」の質問に対して回答が多かったのは1位が「夫」2位が「子供」という結果がでています。
アンケートから分かるように家庭関係で悩みを抱えているお母さんが半数以上いることがわかります。
正直、子供を叱って言うことを聞かす方法は私にはわかりませんが、子育てに対してイライラする感情を軽減できる考え方ならわかります。
この記事では、子供の叱り方について自分がダメなんじゃないかと悩んでいるお母さんやお父さんの気持ちを実際に4歳の子育てをしている私が、少しでも楽にするための考え方について紹介します。
- 子供の叱り方にダメはない
- 子供の叱るときを決める
- 子供に対して悩むことが大切
ぜひ、最後まで読んでいただき子育ての参考にしてみてください。
子供を叱ると怒るは違う

子供の叱り方の前に「叱る」と「怒る」について考えたいと思います。
「叱る」は、目下の者の言動のよくない点などを指摘して、強くとがめる。
weblio辞書
不満・不快なことがあって、がまんできない気持ちを表す。腹を立てる。いかる。
weblio辞書
「叱る」と「怒る」の違いは、相手のことを考えているかどうかです。
子供に対して自分が「叱っているのか」「怒っているのか」考えてみようと思います。
でも、なかなかそんなに自分の感情をコントロールなんて出来なくないですか?
だから、出来るだけ「怒る」ことをへらすようにする必要があるのではと考えました。
子供の叱り方にダメだと悩む必要がない3つの理由

子供を叱っているつもりでも、気が付いたら怒っていることって多くないでしょうか。
始めは叱っていても、なかなか言うことを聞いてくれずイライラしてつい怒鳴ってしまうことは、どこのご家庭でも同じはずです。
でも、自分の叱り方がダメだと感じる必要はない!と、私は思います。
それは、最終的に怒ってしまったとしても、初めは子供のことを考えて叱っているからです。
少なくとも子供のことを考えての結果なら仕方ないです。
この章では、自分の叱り方をダメだと悩む必要がない理由について説明しますので、悩みを解消する参考にしてみてください。
【理由①】叱ることは子供の成長をサポートすることだから
子供を叱るときは、どんなときでしょうか?
おもちゃを片付けないとき、野菜を食べないとき、お風呂になかなか入らないなど色々あると思います。
いずれの場面でも、ちゃんと整理整頓ができるようになって欲しいや好き嫌いがなく育って欲しいなどの願いがあるんじゃないですか?
なかなか言うことを聞いてくれないと後の段取りがくるってしまうといった理由もあるかもしれませんが、根っこの部分の思いは子供の成長の願いのはずです。
だったら、自分の叱り方がダメなはずがありませんよ。
【理由②】叱ることで親として成長していくから
子供は叱ってもなかなか言うことを聞いてくれないかもしれません。
それでも、子供のことを考えているはずです。
どうすれば、片づけてくれるのか?
どうすれば、野菜もしっかり食べてくれるのか?
私の子供は負けず嫌いなので、どっちが片付けが早くできるか勝負しようと声をかけるようにしました。
そうすると片付けが遊び感覚になり前よりは片付けをしてくれるようになりました。
子供の特徴を考えて行動できるように工夫することって大事なんだと感じました。
【理由③】叱ることは伝えることだから
叱ることの目的は伝えることです。
だから、そもそも叱って子供がすぐに言うことを聞いてくれなくても悩む必要はありません。
だって、目的は伝えることですから。
子供が理解できるようになるまで根気よく伝えていけばいいのです。
叱ることは子供に言うことを聞いてもらうのではなく、何故ダメなのかやする必要があるのかを伝えることと思うだけでも、気持ちは楽になります。
子供の叱り方で1つだけ注意するべき点

子供の叱り方でダメだと悩む必要がないと言ってきましたが、1つだけ注意したい点があります。
それは、自分の考えを押し付けすぎないことです。
親としての行動でありがちなのが、つい子供の行動を自分の考えに誘導してしまうことです。
これは、絶対にやめた方が良いです。
なぜなら、私自身親に厳しく叱られて育っているからです。
1つの行動をとるにも、られるんじゃないかと親の顔色をうかがってしまうようになります。
積極的に自分の行動をとることが苦手になってしまいます。
だから、大切なことは基本的に子供の行動を見守り、叱ることは最低限に留めておくことです。
何故叱り方をダメだと感じてしまうのか?

子供を叱ることは大切なことですが、叱ることに悩みを抱えている方が多いのが現実です。
そもそも何故、自分の叱り方がダメだと感じてしまうのでしょうか?
私は、叱り方で悩むのには3つの原因があると感じます。
この章では、叱り方で悩む3つの原因について説明します。
ぜひ、悩みを解消する参考にしてみてください。
1.叱り方を学んでいないから
私たちは、誰も叱り方については学んだことがありません。
叱り方というか子育てについてもしっかり勉強しましたという人はいないんじゃないでしょうか。
手探りのなかで、日々悩みながら考えて子供と接していく必要があります。
だから、叱り方がわからなくても仕方がないのではないでしょうか?
ときには、間違ったことを言ってしまうかもしれませんが、悩んだ結果なら子供もきっと理解してくれると私は思います。
2.叱り方に正解があると思っているから
正しい叱り方にこだわると、自分の叱り方がダメだと感じやすくなってしまいます。
そもそも正しい叱り方はこうだとひと言では誰も言えないはずです。
だから、自分の叱り方が正しいのか間違っているのかを考えないことが大切になります。
人である以上、全く怒らないなんてありえません。
時には強く怒ってしまうこともあります。
怒ったあとで「ごめんね」と、言えるくらいの精神的な余裕をもちたいものです。
3.子供が言うことを聞いてくれると思っているから
子供が言うことを聞いてくれなかったらイライラしてしまいます。
冷静に考えると小さい子供が、叱られてすぐ言うことを聞くはずがありません。
むしろすぐ理解して親の言うことを何でも聞くのは、それはそれで問題があるように感じます。
だから、子供は言うことを聞いてくれないものと理解すればある程度わりきることができます。
あくまで叱るのはダメな理由をしっかり子供に伝えるため。
親は子供が少しずつ理解してくれるよう、ある程度見守る姿勢が必要なのではないでしょうか。
それは、子供の成長のためだけではなく、親の精神的ケアとしても大事だと思います。
基本的に子供は叱らない

私は、子育てについて考えるとき参考にしているのがモンテッソーリメソッドです。
モンテッソーリメソッドについては、別の記事で説明していますので参考にしてみてください。
モンテッソーリメソッドの本を読んで知ったのですが、子供は親が教えなくても自己学習の能力があるそうです。
だから、無理に親が誘導しなくても、子供は自然と成長しながら何がダメで良いのか学んでいくそうです。
親として、子供を信じて見守ることも子育ての一つだと教えられました。
先ほども言いましたが、私の親は子供の行動に口うるさい人だったので、親が見守ることの大切さが子供目線としてよく理解できます。
私も、できればもっと見守る姿勢でいて欲しかったからです。
子供はできるだけ叱らないつもりです。
子供を叱るのは最低限のことだけで良いと決めました。
子供を叱るシチュエーションを決めておく

子供は基本的に見守るくらいが良いと説明しましたが、それでも叱ることはやはり必要です。
何が良くて悪いかわからない子供に叱ることで教える必要があります。
私が子供を叱るときは4つのシチュエーションと決めました。
叱るときに大事にしていることは、何故それがダメなのかを穏やかに伝えることです。
この4つ以外は子供を信じて見守ることにしました。
1つずつ説明しますので、子供を叱るときの参考にしてみてください。
1.誰かを故意に傷つけたとき
暴力がダメなことは大人なら当たり前に理解できますが、子供はどうでしょうか。
自分の思い通りにならないと感情的になって暴力をふるうことがあります。
人を傷つけたら痛いし悲しいということを伝えるようにしています。
人の痛みがわかる優しい気持ちをもって欲しいからです。
すぐに理解できなくても、根気よく伝えて理解してくれたらと願っています。
2.物を投げたとき
自分の思い通りにならないと子供は怒って物を投げてしまうことがあります。
つい「こらっ!」と、怒ってしまいがちですが、怒らずにダメな理由を伝えるようにしています。
例えば、いつも遊んでいる人形を投げてしまったときは、「人形さんが泣いているよっ!」と言っています。
物を大切にする気持ちが伝わって欲しいからです。
子供が可愛くて物をいろいろ与えすぎてしまいがちですが、家にある物で子供が楽しく遊べるように考えることも大事かもしれません。
例えば、洗濯物を畳んだりおもちゃの片付けなど。
子供が自ら進んで「やってみたい!」
そういう考え方ができるように叱る前に考えることを大切にしていきたいです。
3.約束を守らなかったとき
おもちゃを片付けるや野菜をちゃんと食べると約束をしても守らないことが多いと思います。
片づけなさいと怒って泣いてしまうと、許してしまうこともありましたが、最近はそれじゃダメだと考えを改めました。
子供は、大人をよく観察している様で泣いたら許してもらえるなど知恵をつけてきます。
ちゃんと約束を守れるように育ってほしいならダメなものはダメと譲らないことが大切です。
それでも、怒らずダメな理由を伝えるようにを気をつけています。
正直、約束の大切さを理解することはできないと思います。
だから、自分が何をして叱られているのかを伝える必要があります。
4.危険な行動をとったとき
危険な行動がダメだと伝える必要があります。
子供が大きな怪我をしないように守るためにもしっかり理解してもらう必要があります。
何故その行動がダメなのか理由を説明することは正直難しいですよね。
だから、誘導するように努力しています。
例えば、高いところに登ろうとしたときは、「こっちの方が楽しいよ!」みたいに大人もやってみて誘うようにしています。
ダメなものはダメと言っただけでは、なかなか言うことを聞いてくれません。
子供をその気にさせる努力が必要です。
そのためにも、子供を日頃から観察して何に興味をあるのか理解しておくことが大切になります。
子供に対して悩むことが大切

子供の叱り方に正解はないですが、我が子に適した叱り方を考える必要があります。
そのためには、自分の子供をよく観察するべきです。
どんなことに興味があって夢中になっているのか。
子供の好きなことがわかれば、嫌いな片付けと掛け合わせることができないか考えてみましょう。
例えば、我が家の場合は勝ち負けにこだわるところがあるので、片付けの競争をしようともちかけます。
その時に意識しているのが、子供に勝たせてあげることです。
勝って楽しくなってくれれば、こちらのしめたものです。
というわけで、子供が少しでも興味をもってくれないか考えることが大事だと思います。
子供の叱り方をダメだと悩む必要はない!理由と対処方について解説!まとめ

子供を叱ることは、とても疲れる大変な育児の1つです。
ただでさせ、大変な子育てに対して自分の叱り方がダメだと思う必要はありません。
子供は基本的に自分の好きなように行動して良い。
叱ることは子供に親の言うことを聞かせるためではない。
子供を叱るときは最低限だけで良いと自分のルールを決めれば育児に対する精神的負担は軽減されるはずです。
ぜひ、子育ての悩みを少しでも楽にしてみてください。
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