毎日、子育てをしていると子どものことで悩むことが多いですよね?
今日も、なかなかご飯食べてくれなかったなー。。。
あれイヤ、これイヤでつい怒ってしまった。。。
毎日子育てに追われていると精神的に疲れて、ちょっとしたことでもイライラしてしまいます。
子育てが大変なことは変えられなくても、子育てに対する考え方を変えることはできるはずです。
今回は、日々の大変な育児に疲れているお母さんのために育児を楽にしてくれる児童精神科医である佐々木正美先生が書かれた『子どもの心の育てかた』という本を紹介します。
少しでも気持ちが楽になるような「子育ての言葉」を以下の2つの種類にわけて見ていきましょう。
【子育ての名言】疲れている育児が少し楽になる言葉
今から紹介する「子育ての名言」は、児童精神科医である佐々木正美先生の著「子どもの心の育てかた」に書かれている言葉になります。
「子どもの心の育てかた」に書かれている言葉は、どれも大変な育児を楽にしてくれるだけじゃなく、自分の育児に関して考えさせてくれました。
今回は、その中で育児を少し楽にしてくれる名言を以下の3つのカテゴリーに分けてご紹介します。
それでは、1つづつ見ていきましょう。
子どもの「イヤイヤ期」に対する名言
子どもが2歳くらいになると「イヤイヤ期」が始まります。
食パンイヤっ!食べないっ!
お風呂に入らないつ!遊びたいっ!
と、いったことは日常茶飯事なんじゃないでしょうか?
そんな時に読んでほしい言葉がこちらです。
「反抗的になれるということは、自発性がきちんと育っていることですから、大喜びしていいくらいなのです。」
引用元:佐々木正美「子どもの心の育てかた」
反抗されると、つい腹がたってしまいますが、イヤイヤ期の「イヤつ!」は、子どもが成長している証ということなんですね。
そう考えると、子どもが問題なく成長しているんなら「まーいっか」と少し思うようになりました。
子どもの叱り方に対する名言
子どもがぐずついたりして、つい怒ってしまう時があります。
いいから、早く食べなさいっ!
もうっ!いい加減寝なさいっ!
と、いった感じで怒鳴ってしまうことがあります。
そんな時のお勧め言葉がこちらです。
「失敗や叱られたことを忘れる力があるから、小さい失敗を繰り返すことができます。」
「日常的に常に叱られつづけ、行動範囲を親に制限され、強い支持や命令を受けていると、子どもは叱られたことや失敗を忘れることができなくなってしまいます。そして、意欲や自信のない子になっていきます。」
引用元:佐々木正美「子どもの心の育てかた」
この言葉を読んで、つい心配するあまり子どもの行動を制限してしまっているかもしれないと感じてしまいました。
叱ることは大事ですけど、子どもの行動を制限しすぎていないか考えるきっかけになりました。
夫婦の関係に対する名言
子どもができて夫婦の喧嘩がふえたご家庭は多いのではないでしょうか?
正直、わたしのところは増えました。
わたしが、休みの日にゴロゴロしていると腹が立つみたいです。
ちょっと、オムツ変えてくれたんっ?
ちょっと、着替えさせてよっ!
といった具合で怒らられることが増えました。
あとは、
わたしだって休みがほしいっ!
今では、少しですが家事や育児を手伝うようになりました。
お母さんは、機嫌が良いのが一番です。
ということで、夫婦の関係に対する言葉をご紹介します。
「基本的にいえば父性というのは、社会的なルール、善悪などを教え、人生のあり方や生き方の理想、価値観を教えるものです。そして、母性は無条件に子どもを許容し、安らぎと絶対的な安心を与えるものです。」
引用元:佐々木正美「子どもの心の育てかた」
この言葉を読んで、わたしの役割は子どもに人生のあり方や生き方の理想を教えるとともに、お母さんが子どもに安らぎと絶対的な安心を与えられるように、お母さんの機嫌を良くすることだと感じました。
だからわたしが休日のときは、お母さんがちょっと家事や育児を休めるようにしています。
ちなみに、今日のお昼はYouTubeで美味しそうだったチャーハンを作りました!
【子育ての名言】育児を考えるきっかけになる名言
育児ってすごく大変で考えさせられることが多いのに、育児について学ぶ機会ってないですよね?
子どもの将来を考えても、お母さんが育児ノイローゼにならないためにも育児を学ぶ機会があった方が良いと感じます。
そんな時に、佐々木先生の「子どもの心の育てかた」に出会い育児について考えるようになりました。
今回は、子どもの接し方に関する3つの名言についてご紹介します。
それでは、1つづつ見ていきましょう。
子どものかわいがり方に対する名言
親の言うことを素直に子どもがきいてくれたら「いい子」だと感じますよね?
わたしも同じです。
でも、今からご紹介する言葉を読んで「いい子」について考えさせられました。
「いい子になってほしいと願って、親に都合がいい部分だけ認めて、少しでも都合が悪いことは短所として直すよういいきかせていると、一見思い通りのいい子に育っていくかもしれませんが、これはいいことではありません。いい子というのは、親にとって都合のいい子でしかないからです。」
「いい子とは大人にとって都合のいい子のことです。いい子だからかわいがるのではなく、かわいがるから本当のいい子になるのです。」
引用元:佐々木正美「子どもの心の育てかた」
子どもが何かできたからとか、言うことをきいてくれた時に褒めていました。
褒めていた時のわたしの心のなかはこんな感じです。
よかったー!今日はすんなり言うことを聞いてくれた!!
言うことを聞いてくれたことに対して褒めることは悪いことだとは思いませんが、何気ないときこそ「いい子」だと褒めようと思いました。
子どもの育て方に対する名言
自分なりの子育てのこだわりってありますか?
わたしは「子どもの望むことは全てやらせてあげる」です。
もちろん、犯罪や道徳的にそれてしまっていること以外です。
わたしは、どちらかと言うと親が厳しく自分のしたいことをなかなかさせてもらえませんでした。
自分のやりたい事を親に反対されるのは辛いものですよね。
そして、子どものやりたいようにさせてあげようと決めたのは次の言葉を読んだからでもあります。
「保護的な育児をすると、子どもがいつまでも赤ちゃんのままで成長しない、と思ってしまうのですね。その結果、親が一方的によいと思うものを与え、役に立つと思うことをさせようとします。」
「いくら親が子どものためと思っても、本当は親がのぞむことばかりです。子どもがのぞむことは、親から見たら、全部危険で役に立たないことで体に悪いこと、かもしれません。けれどそれを全部禁止したら、子どもの世界は本当につまらないものになります。好奇心のかたまりのような子どもにとって、欲求不満だけがたまる世界です。」
「もちろん、本当に危険なことや他人に大きな迷惑をかけること、悪いことは、やってはいけないよ、と教えなくてはいけません。けれど、そうでないのなら、なんでもいうことを聞いてあげたらいいのです。」
引用元:佐々木正美「子どもの心の育てかた」
子どもは、すぐ目をはなすと危険なことをしてハラハラします。
でも、子どもを思うあまり心配しすぎて子どもの行動を制限してしまうこともあるのかもしれません。
子どもを見守って信じることも育児の1つなのかもしれないと考えさせられました。
子どもの将来に対する名言
親なら、自分の子どもの将来に期待するのは当たり前ですよね。
今は、わたしの子どもは3歳なので、とりあえず元気で健康でいてくれたら言うことはありません。
でも、小学生になり、中学生になっていくと段々と子どもの将来を勝手に想像してしまうかもしれません。
そんな時に、子どもの将来に対して考えさせられた言葉がこちらです。
「親や先生ができることは、子どものありのままを最初の段階ですべて受け入れ、ありのままで、あなたには価値があるのだ、かけがえのない存在なのだ、ということを全身で伝えてあげることです。」
「勉強ができたからいい子、スポーツなどでいい成績を収めたからすごい、とほめるのではなく、成績よりも運動能力よりも人間にはずっと大切な価値があるのだ、ということを伝えつづけてあげることが、一番大事です。」
引用元:佐々木正美「子どもの心の育てかた」
この言葉を読んで、わたしが「親からして欲しかったこと」を子どもにしてあげようと思いました。
それは、子どもを褒めて自信をつけてあげることです。
【子育ての名言】育児疲れを楽にする言葉!まとめ
毎日、何気なく子どもと接していますが、その接し方が子どもの将来に関わってくると考えると、なんだか責任重大ですよね。
でも、不思議と育児に関する学ぶ場は少ないです。
だから、わたしは本を頼りました。
佐々木先生の本は読みやすくて、とても育児に関して考えさせられるだけじゃなく、「これでいいんだ」と背中をおしてくれました。
もし、あなたが育児に関して今悩んでおられるのなら佐々木先生の「子どもの心の育てかた」という本をお勧めします。
きっと、今日わたしがご紹介した言葉以外でもあなたの心を楽にする言葉があると思います。
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